エンゼルス大谷翔平投手(26)が、今季最速となる101マイル(約162・5キロ)をマークした。3回1死一、二塁、2番タティスを2球で追い込み、3球目の直球で力を振り絞った。リリースの瞬間に声を上げて腕を振り、全力投球したがファウルとされた。その後は2球、スライダーを続け、三飛に打ち取った。

この日は「1番投手」でメジャー初の“リアル二刀流”で臨んだ。1回表の第1打席で中前打を放ち、攻撃終了後の1回裏、先発マウンドに上がると、先頭のオグラディに3球目の真ん中スライダーを捉えられ、右翼線への三塁打を浴びた。無死三塁といきなりピンチを迎え、2番タティスと対戦。フルカウントからスプリットを低めに落とし、空振り三振を奪った。

1死三塁とし、続くクロネンワースには追い込んでから99マイル(約159キロ)の内角直球で押し、遊ゴロに打ち取ったが、この間に三塁走者が生還。先制点を与えた。4番プロファーはカーブで中飛に仕留め、1回を1失点で終えた。

2回は先頭のマイヤーズから空振り三振を奪い、その後もリズムよく投球し、3者凡退。8球で終えた。

3回は2死満塁のピンチを背負いながら、4番プロファーをカーブで三振に打ち取り、無失点で切り抜けた。

4回は3者凡退。62球で交代し、投手としては4回2安打1失点、5三振の結果だった。打者では2打数2安打で、投打で存在感を発揮した。