オリオールズのトレイ・マンシーニ外野手が2日、ステージ3の結腸がんを克服してレッドソックスとの開幕戦で公式戦復帰を果たした。

29歳のマンシーニは2019年に35本塁打を放った強打者だが、昨季は闘病のため全休していた。この日の開幕戦では敵地のファンから温かい拍手を浴び、レッドソックスの選手から祝福のハグを受けるシーンもあった。

MLB公式サイトによると、マンシーニは3打数1安打、1四球で終えた復帰戦を「夢のようだ」と表現。デビュー戦を思い出し、ナーバスにも感傷的にもなったが、試合が始まればそうした感情は飛んでいったと語った。

さらにマンシーニは「自分たちは同地区なら1年に19回も対戦するが、お互いをとても尊敬しあい、みんながベストを尽くすことを願っていると理解している。彼らとは何年も対戦して分かり合っているんだ」と続けていた。