エンゼルス大谷翔平投手(26)が、メジャーで初の外野守備についた。日本ハム時代の14年シーズン以来、7年ぶり。

11点ビハインドの8回裏、無死二塁となった場面で4番手のローウェンが交代。左翼を守っていた捕手ベンブームが、5番手でマウンドに上がった。

マドン監督はここでDHを解除し、「2番DH」だった大谷を左翼の守備で起用。すると、6番タッカーが左翼へ飛球を放ち、大谷の頭上を越す本塁打を放った。

さらに、8番ストローは左翼線への二塁打を放ち、メジャーで初めての外野守備で軽快に打球を処理した。8回2死一、三塁の場面では左翼席のファンがサングラスを落とし、大谷がフィールドから投げ上げて返すシーンもあった。

大谷はこの試合の第2打席で中堅への6号ソロ。3試合ぶりの本塁打を放った。16失点で泥仕合となったが、フル出場し、初の左翼の守備にもついて4打数1安打1打点。攻守で見せ場を作った。