エンゼルス大谷翔平投手(26)が、またもベーブ・ルースに肩を並べた。26日(日本時間27日)の敵地でのレンジャーズ戦で「2番投手」として先発登板。5回75球4失点で、自身1072日ぶりの勝利となる今季初勝利を挙げた。本塁打数でメジャー首位につけている選手が先発登板するのは、1921年6月13日のベーブ・ルース(ヤンキース)以来。100年ぶりの歴史的登板を白星で飾った。

◆ベーブ・ルース 1895年2月6日、米メリーランド州ボルティモア生まれ。童顔であったことから赤ん坊を表すベイビーをもじってベーブと呼ばれた。レッドソックスの中心投手だったが1918年(13勝、11本塁打)19年(9勝、29本塁打)に本格的な二刀流に挑戦。ヤンキースに移籍した20年からはほとんど野手に専念。34年に全米選抜の一員として来日し沢村栄治らと対戦。35年はブレーブスでプレー。プロ22年間で首位打者1回、本塁打王12回、打点王6回。通算714本塁打は大リーグ歴代3位。投手では最優秀防御率1回。48年に、がんのため53歳で死去。現役時は188センチ、98キロ。左投げ左打ち。背番号3はヤ軍の永久欠番。