ヤンキース先発のジェームソン・タイロン投手(29)が今季5回目の先発登板で、自身2年ぶりとなる勝利を挙げた。

ことしの春季キャンプ前にパイレーツからトレードでヤンキースにやってきたタイロンは、ちょうど2年前の同じ日に勝利を挙げたあと、自身2回目となるトミー・ジョン手術を受けて離脱した。

2014年4月に1回目のトミー・ジョン手術を受け、17年5月には精巣がんの手術を受けるなど、険しい道のりを乗り越えて勝利をつかんだ。5回で3安打3四球8三振、1失点の内容だった。

タイロンは試合後、「ヤンキースはおろか、再びメジャーのユニホームを着られるかどうか分からない時期もあった。この勝利には意味がある」とし、支えてくれた人々への感謝を述べた。

3安打3打点の活躍で、タイロンのヤンキース移籍初勝利をおぜん立てしたアーロン・ジャッジ右翼手は、同投手について「苦しい時期でも前向きに練習を継続し、ついにその結果を出した」とたたえた。(AP)