アストロズのホセ・アルテューベ二塁手が8回に逆転3ランを放ち、自身に罵声を浴びせていたヤンキースファンを黙らせた。全国紙「USAトゥデー」が伝えている。

アルテューベ擁するアストロズは、2017年のア・リーグ優勝決定シリーズでヤンキースを破り、続くワールドシリーズで優勝。だが、組織的なサイン盗みを行っていたことがその後発覚し、大問題となった。なお、アルテューベは19年の優勝決定シリーズでもヤンキースを破る本塁打を放っており、ファンの恨みを買っている。

この3連戦中、ずっとアストロズに野次を飛ばしてきたヤンキースファンは、2-3で相手が劣勢だった8回にアルテューベが打席に立つと、立ち上がってブーイングを飛ばした。だが、この日が31歳の誕生日だったアルテューベは3ランでこれに“回答”。自ら祝砲を放ち、チームの勝利に貢献した。

アルテューベにとってバースデー弾はこれが初めて。試合後「誰だって、ブーイングなど受けたくないものだ」と述べつつ、「最高の気分だった。負けていたので、試合をひっくり返したかった。あれは大きかったね」と振り返っていた。