レンジャーズ有原航平投手(28)が、3回2/3を6安打5失点3四球3奪三振と打ち込まれた。4点リードされて交代したものの、打線が追い付き、勝敗はつかなかった。

初回に連打と四球で無死満塁のピンチを迎え、内野ゴロと野選で2点を先制された。2回には、バント安打、本塁打と、わずか2球で2点を追加された。3回は3者凡退と立ち直ったかと思われたが、4回に連続二塁打で1失点。2死後、四球を与えたところでマウンドを譲った。試合後は「厳しいコースに投げられていなかったですし、甘い球が多かったのでそれを捉えられました」と、厳しい表情で振り返った。

過去2試合は、いずれも序盤でKOされ、連敗を喫した。右手中指のタコが痛んだためで、登板後、注射を打って処置した。5日の登板予定は回避したものの、その後は順調に回復。中7日で挑んだ先発マウンドだった。「指は気にならなかったですが、こういう結果が続いて本当に悔しいですし、何とかしないといけないと思います」と、危機感をのぞかせた。

指先のタコは、2試合ほど前から「違和感と言うか、投げる時に痛みがあった」と明かし、日本ハム時代にはできなかったもの。渡米後、滑るメジャー球へ対応してきた影響とみられるだけに、今後の修正が重要になってくる。

試合は、シーソーゲームの末、レンジャーズが競り勝った。