エンゼルス大谷翔平投手(26)がメジャー4年目で初の中5日で先発マウンドに上がる。11日午後7時10分(日本時間12日午前9時10分)開始のアストロズ戦で今季5度目の登板に臨み、2勝目を目指す。10試合に先発した1年目は全て中6日以上を空けて登板。2試合の登板だった昨年も中6日だった。今季はここまで投打を合わせて全34試合に出場。登板前日の10日は5打数無安打で連続安打が4試合で止まったが、状態は万全だ。 前回、5日のレイズ戦では5回0/3で1安打無失点も、救援陣が逆転されて2勝目はお預けとなった。今回の登板で1回1/3以上を投げれば、投球回20イニング以上かつ野手で20試合の先発出場(1試合3打席以上)の条件を満たし、投手登録から「Two-Way-Player(二刀流選手)」に切り替わる。

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二刀流登録が可能になると、球団のロースター(選手登録)に柔軟性が増し、球団にとってメリットがある。二刀流ルール導入が決定した20年シーズン前、MLBは選手登録を26人、うち投手を13人までに制限することに決めた。大谷のような投手が二刀流登録できることで、実質的には投手を余分に1人登録することが可能になる。ただしコロナ禍によって投手13人の制限ルールは昨季除外され、今季もそれが継続している。将来的に投手登録の人数制限が復活すれば、球団にとってはメリット。投手人数制限がなくても、先発投手枠が1人分空くことはプラスになる可能性が高い。

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