エンゼルスのメジャー40人枠から外れたアルバート・プホルス内野手について、MLB公式サイトのウィル・リーチ記者が新天地候補の5球団をピックアップ。インディアンス、ナショナルズ、ホワイトソックス、ロイヤルズを挙げつつ、カージナルスを本命として推した。

プホルスは2001年のデビューから11シーズンをカージナルスで過ごし、毎年30本塁打以上をマーク。在籍中に9回のオールスター、3回のMVPに選ばれ、2度ワールドシリーズ(WS)を制している。

リーチ記者は、カージナルスには一塁手としてジョン・ノゴウスキ選手の存在があるとしながらも「かつてカージナルスでプレーするプホルスを見たファンで、彼が再び背番号5のユニホームを着ている姿を見たくない者はいないだろう」とコメント。ノゴウスキの負傷者リスト入りに言及し、カージナルスが補強をまったく考えていないわけではないだろうと推測した上で「悪く取らないでほしいのだが、ノゴウスキは結局のところ、プホルスではないのだ」と述べた。

同記者はまた、「プホルスが、WSのタイトルをともに獲得したアダム・ウェインライトとヤディエル・モリーナ、さらにポール・ゴールドシュミット、ノーラン・アレナドといったベテランとベンチで話している姿は、実に貴重なシーンとなるはず」とし、WSを狙うのであれば、「球団史上最高のクラッチヒッターを置かない手はないだろう」ともつづっている。

さらに「プホルスは優勝を狙うカージナルスのために戦ってキャリアを終え、カージナルスのファンは球団の本物のレジェンドの1人に別れを告げる。これ以上ロマンティックなことがあるだろうか。彼らはそれを実現してみせるべきではないだろうか」と締めくくった。