トップバッターを任されたエンゼルス大谷翔平投手(26)は、4打数無安打に終わった。

12日(日本時間13日)のアストロズ戦に「1番DH」で出場も、第1打席に3球三振を喫するなど2三振。ボール球に手を出し、持ち味を発揮できなかった。マドン監督は「彼は違う生き物。疲れていたのかもしれないが、試合前にそういうことは私に言わなかった」と話した。

この日は不動の1番フレッチャー、トラウト、アップトンら主力がそろって休養日。一方で、前日に「2番投手」で出場し、8回には右翼に回ってフル稼働した大谷は、翌日に1番打者で起用された。マドン監督は「昨日の試合後に彼に聞いたら、準備はできているとのことだった」と出場の経緯を説明。主力不在の中、大谷で打線強化を狙ったが、機能しなかった。

今季、大谷はここまで投打で全36試合に出場。打者で1度、先発メンバーから外れたが、代打で打席に立った。二刀流でプレーした1年目はチーム36試合の時点で、投打での出場は23試合。今季は練習量を抑えているとはいえ、実戦でかかる体への負担は徐々に蓄積される。無安打に終わったアストロズ戦の試合後、マドン監督は「明日、オフがとれる。回復できるだろう」と話した。チーム休養日を挟み、14日(同15日)から敵地ボストンでレッドソックス3連戦。沢村拓一投手(33)とのメジャー初対決へ、状態を整える。