エンゼルス大谷翔平投手(26)が開場110年目を迎えたメジャー最古の球場で、ア・リーグトップタイに並ぶ11号を放った。

6回の第3打席で高さ11・3メートル、フェンウェイ名物の「グリーンモンスター」壁を越えた。

フェンウェイでは5試合目で初アーチ。同球場で本塁打を記録した日本人メジャーは松井秀喜、ホワイトソックス井口資仁、レイズ岩村明憲、レイズ筒香嘉智に続き、大谷が5人目。日本人通算14本目のアーチとなった。

松井はフェンウェイでヤンキース時代に8本、エンゼルス時代に1本の計9本塁打を記録。ただ打球方向はすべて中堅から右方向で、グリーンモンスター越えは達成していない。

「二刀流」の元祖ベーブ・ルースはレッドソックスが最初の所属球団で、1914年7月11日、開場3年目のフェンウェイでメジャーデビューした。当時はDH制のない時代に投手専任で、フェンウェイでは初本塁打まで所要10試合。通算49本塁打を放った。