【ボストン(米マサチューセッツ州)16日(日本時間17日)=斎藤庸裕】エンゼルス大谷翔平投手(26)が、土壇場で勝負強さを発揮した。今季初の「3番」DHで出場したレッドソックス戦は1点を追う9回、2死一塁から逆転2ラン。9回以降ではメジャー初の決勝弾を放った。両リーグトップに並ぶ12号は、剛腕守護神バーンズの156キロ内角直球を打ち砕く起死回生の1発。連敗を4で止め、メジャー最古の球場フェンウェイパークでの「聖地巡礼」を3戦連続ヒットの計2発3打点で終えた。

○…本塁打数で再びメジャートップタイに並んだ。レッドソックス戦の3連戦で2発。ブレーブスのアクーニャら3選手と並び、本塁打王争いに加わっているが、大谷は「まだ10本ちょっとなので。バッティングの感じもすごく絶好調という感じでもないので、微調整を繰り返しながら、もっともっと上げていけるように頑張りたい」と淡々と話した。

▼大谷が9回2死から逆転2ラン。エンゼルスの選手が9回2死から逆転、または勝ち越し弾を放ったのは、13年ハンク・コンガー以来、8年ぶり。過去20年では4度目。コンガーは8月31日のブルワーズ戦で4-5の9回2死二塁で代打出場し、逆転2ランを放った。