大型契約後は不振と故障で活躍できずにいるオリオールズの元本塁打王、クリス・デービス一塁手が19日に左股関節を手術。今季中の復帰が絶望的となった。

35歳のデービスは2013年と15年に本塁打王のタイトルを獲得。15年オフに7年1億6100万ドル(約177億円)の大型契約を結んだ。しかしその後は年々成績が下降。18年には規定打席に達した選手では最低の打率1割6分8厘に終わり、19年には54打数連続ノーヒットも経験。昨季はひざの故障で2度の戦線離脱があって16試合の出場にとどまっていた。

今季は春季キャンプ中に腰と臀部(でんぶ)の痛みを訴え、オープン戦出場はわずか2打席のみ。開幕から負傷者リスト(IL)入りしていた。なおマイク・エリアスGMはデービスが契約最終年となる来季の春季キャンプまでには全快する見込みだと話している。(AP)