MLBでは、試合中に各投手に対する粘着物質のチェックが21日からスタートした。新ルール導入後、初めてマウンドに上がったヤンキースの先発ゲリット・コール投手は、2回のチェックを受けていずれもパス。一方で、持ち球の回転数は全体的に減少していたことが分かった。

3回と6回終了後に、審判からグラブや帽子のチェックを受けたコール。7回3安打2失点、3四球、6奪三振という内容だった。

今季、同選手は開幕からの先発12試合で計104奪三振とハイペースで三振を積み上げてきた。だが、16日のブルージェイズ戦(4奪三振)と今回の試合と、2戦連続で6奪三振以下という結果に。2試合連続で7奪三振未満となったのは、2017年9月以来。

また、1分あたり平均2534回転を記録していた速球は2084-2471回転に。同2824回転だったカーブボールでは2441-2773回転。スライダーは同2686回転だったが2334-2578回転、チェンジアップも同1746回転から1518-1812回転と、ほぼ全てで減少傾向となった。(AP)