この日27、28号の2本塁打を放ち30日の試合に登板するエンゼルス大谷翔平投手(26)に、ヤンキースの監督、選手らが圧倒された。

ブーン監督は、大谷のことを問われると「彼はインプレッシブ(印象深いまたはすごい)だ」と笑みを浮かべた。「数年前に初めて見た時も印象深かったが、今はもう1つ上のレベルになったという感じがする。彼が打席に入ると、恐ろしさを感じる」と話し、「7回の打席は6点を追う状況で走者もいなかったが、彼を打席に迎えるときはそのような状況でお願いしたい」と笑った。

この日、自身も18号本塁打を放った主砲アーロン・ジャッジ(29)も笑みを浮かべながら「18、19年にも彼を見る機会はあったが、今季彼がしていること、特にこの2試合はかなり、かなりインプレッシブだ」とコメント。「球がストライクゾーンにくれば打つし、しかもハードに打つ。ミスショットでさえ、深いセンターまで飛んだ」と感嘆。「彼がしているのは、一世代に1人できるかどうか。それくらいのことであるのは間違いない。明日、彼がマウンドに上がるのを楽しみにしている」と話した。

この日大谷に2発浴びた先発右腕ジェームソン・タイヨン(29)は「打たれたのは結構良い球だった。信じられない打者。今絶好調だし、僕にとっては対するのは難しかった」と振り返った。