エンゼルス大谷翔平投手(26)が、オールスター戦フルメンバー発表の主役になった。

MLB機構は4日、米スポーツテレビ局ESPNの特番で今季オールスターのフルメンバーを発表。番組ではオープニングでまず最初に、大谷がDHスタメンに加え投手でも選出されたことを発表した。投打の複数ポジションでオールスターに選出されたのは史上初となり、番組冒頭の数分間はまさに大谷単独ショー。テロップでは「30本塁打以上を打ち10試合以上に登板した史上初の選手」と大谷を紹介し、解説者で元外野手のダグ・グランビル氏(50)は「私はア・リーグ先発投手にオオタニを推す」とコメントした。

米各主要スポーツメディアも、二刀流で選出という88年のオールスター史上初の快挙を速報で伝えた。MLB公式はツイッターで「ショウヘイ・オオタニは選手間投票で、投打両方で選出された」と伝え、スポーツイラストレイテッド誌公式は「野手投手両方で選ばれた初の選手」として、拍手の絵文字付とともに投稿。ESPNのスポーツセンター公式は「MLBの歴史をつくった」と驚きの表情の絵文字とともに伝え、USAトゥデーのボブ・ナイチンゲール記者は「ハリウッド・ストーリー(ハリウッド映画のような物語)は続く!」と表現した。