標高1600メートルの「打者天国」で開催された本塁打競争は、第1シードのエンゼルス大谷翔平投手(27)を筆頭に、第1ラウンドで上位シードがすべて姿を消す波乱の展開になった。

「開幕カード」で第3シードのオルソン(アスレチックス)、続く対戦で第2シードのギャロ(レンジャーズ)、さらに第4シードのペレス(ロイヤルズ)も敗退。最終カードに登場した大谷も再延長の「スイングオフ」の末に28-31で惜敗し、第8シードのソトに下克上を許した。

シード順は7月7日時点の本塁打数で決まる。ただ現行方式となった15年以降の過去5回で、第1シードは優勝どころか決勝進出もなく、また前回まで3大会連続で初戦ラウンド敗退中だった。大谷もジンクスを覆せなかった。