エンゼルス大谷翔平投手(27)が、ヤンキース戦に「1番DH」で出場する。ベーブ・ルースの命日に、今季最後の聖地ヤンキースタジアムでの一戦に臨む。

チームは15日にカリフォルニア州アナハイムで試合を終えてから、11日間で10試合の厳しい遠征に出た。この日は本来は休養日だったが、7月1日の敵地でのヤンキース戦が悪天候で中止になったため、この日に振り替え。11日間でニューヨーク、デトロイト、クリーブランド、リトルリーグが行われているペンシルベニア州ウイリアムズポート、ボルティモアと5都市を回ることになる。

マドン監督は「確かにタフな都市を回る遠征だ。蒸し暑かったり雨が多かったりと、天候にも影響を受けがちだ」と指摘。だがチームについては「全員、いい状態で試合に臨んでいる。先発マウンドには送るのは若手だし、鍵になる選手がまだ戻っていなくてもね」と自信。「野球界でこれほどチームとしてまとまっているチームは、見たことがない。ランチやディナーもみんなで行く」とチームのムードは最高だと明かした。

相手先発は19年に20勝をマークし最優秀防御率に輝いたエース右腕ゲリット・コール(30)。新型コロナウイルス陽性で負傷者リスト入りしており、この日が復帰登板となる。今季はここまで10勝6敗、防御率3・11。大谷との過去の対戦は11打数3安打の打率2割7分3厘、0本塁打、3三振となっている。