ツインズ前田健太投手(33)が1日、テキサス州ダラスで右肘の側副靱帯(じんたい)を再建するトミー・ジョン(TJ)手術を受け、無事成功した。バルデリ監督が試合前の会見で「計画していた通り、非常にうまくいった」と明かした。

手術の際には、肘内部にブレース(補強具)を入れており、この手術法だと復帰までの期間が通常の12~16カ月から、9~12カ月に短縮できる可能性があるという。

同監督によると、ブレースを挿入するTJ手術は比較的新しい手術法で、最近は多くなっているという。ドジャースとツインズ1年目に前田の同僚だった左腕リッチ・ヒル(41=メッツ)が2011年6月、実験的にこの手術を受けており、2012年4月下旬に復帰している。

バルデリ監督は、来季中の復帰については「先走って考えることはしたくない。復帰の時期について医師とも、ケンタとも話はしていない」とし、「手術は人によってすべて違うし、リカバリーのプロセスも個人差がある。投球プログラムが始まったら、もう少し見通しも出てくるだろう」と話した。