パイレーツ筒香嘉智外野手(29)が「4番一塁」でスタメン出場。4打数2安打2打点と移籍後2回目のマルチ安打をマークし、チームの連敗ストップに貢献した。

初回の第1打席に、先発左腕スカバルの時速95マイル(約153キロ)の速球をはじき返し、投手強襲安打を放った。

4-3と逆転した直後の7回2死二、三塁の第4打席には、救援右腕ファンクハウザーの時速153キロの速球をライナーで右前へ運ぶ2点適時打。貴重な追加点を挙げた。

メジャーへ移籍して以来、筒香の課題とされてきたのが時速95マイルを超える速球への対応だった。この日は、左腕、右腕とタイプが異なる投手の快速球をジャストミート。きっちりと修正したことを、あらためて実証した。

7回の集中打で再逆転したパイレーツは、連敗を6でストップ。好調を維持する筒香について、シェルトン監督は「いい打席が続いているし、ここ(ピッツバーグ)へ来て以来、いいプレーを続けている」と高評価。これまでは長打が目立っていたが、「走者がいれば単打でいいよ」と上機嫌で話した。