マリナーズ菊池雄星投手(30)が、3回、72球を投げて3安打3失点4四球3奪三振と踏ん張れなかったものの、勝敗はつかなかった。

初回は2死から2四球を与えたものの、無失点で切り抜けた。だが、狭いストライクゾーンにも苦しみ、2回には四球から1失点。3回にも四球後、連続長短打を浴びて2点を失い、降板した。それでも6回、マリナーズ打線が逆転に成功し、菊池の黒星は消えた。

試合後は「四球絡みの失点だったのでもったいなかったと思います。3回で降りたのは悔しいですけど、チームが勝ったことが一番。心からそう思います」と振り返った。20年ぶりのポストシーズン進出を目指すマリナーズは5連勝。宿敵アスレチックス相手に、敵地では球団史上初となる同一カード4連勝を飾った。

残り9試合も負けられない戦いが続く。菊池自身、残り1試合の先発予定とあって、「やれることは限られてますので、細かいことは気にせず、自分の力を出せるようにするだけです」と、気持ちを入れ替えていた。