エンゼルス大谷翔平投手(27)が投打二刀流の真価を証明する投2、打3、計5部門での「クインティプル100」を達成した。

「1番DH」で出場し、初回に今季4本目の先頭打者アーチとなる46号先制ソロを放った。この一打で、プロ9年目で日米通じて初となるシーズン100打点に到達した。

打撃ではすでに100安打と100得点、投げては100投球回、100奪三振をマーク。この試合で、投打混合ながら今季5部門目となる「100」の大台に到達した。ニグロリーグ、1リーグ時代の19世紀にさかのぼっても、この5部門に限れば初の偉業となった。

「元祖二刀流」ベーブ・ルースはヤンキース時代の1919年に139安打、113打点、103得点、101四球の打4部門と、投の133回1/3と計5部門で「100」の大台を達成している。投打とも複数部門での「100」の大台到達は、ルースでもできなかった。

※クインティプル(quintuple) 「5つの」「5倍の」「5重の」意味を持つ。「~重」や「~倍」を意味する英語は1が「シングル」、2が「ダブル」、3が「トリプル」、4が「クアドラプル」と続き、6は「セクスタプル(sextuple)」、7は「セプタプル(septuple)」。