エンゼルス大谷翔平投手(27)が、歴史的な二刀流シーズンを終えた。最終戦のマリナーズ戦は「1番DH」で出場し、初回に先頭打者弾となる46号ソロを放ってシーズン100打点に到達。日本選手では松井秀喜(03~05、07年)以来、2人目の快挙となった。2、5回には敬遠され、この日3打数1安打、1打点、2四球、2三振。今季は打者として155試合に出場し、打率2割5分7厘、46本塁打、100打点、26盗塁。投手としては23試合に先発し、9勝2敗、防御率3・18だった。

MLB公式サイトは「夢のようなシーズンを締めくくった」と最終戦の様子を伝え、「45本塁打、25盗塁」はア・リーグ2人目であることなどを紹介。米ヤフー・スポーツは「投打それぞれ別の選手だったとしても話題になっている」とし「5ツールプレーヤーじゃない。10ツールプレーヤーだ」とたたえた。MVPレースではブルージェイズのゲレロと争うとみられているが、大多数のメディアは大谷が受賞確実と予想しており、ESPNのドン・バン・ナッタ氏も「満票でMVPに選出されるべき」と伝えている。