ホワイトソックスのティム・アンダーソン内野手は、去就が微妙な状況となっているトニー・ラルーサ監督について「素晴らしい仕事をしたと思う」と述べ、続投を希望した。

昨オフに就任が決まったラルーサ監督のもと、チームは今季93勝69敗。圧倒的な強さでア・リーグ中地区を制覇し、球団史上初となる2年連続でのポストシーズン進出を果たした。だが、アストロズとの地区シリーズでは第4戦で1-10と大敗するなど、1勝3敗と振るわず敗退した。

こうした状況から続投に黄信号が灯っているラルーサ監督だが、アンダーソンは「再契約してほしい。最終的にモノを言うのは僕の意見ではなく、フロントの考えだけど、僕としては絶対に戻ってほしい。チームをうまく動かして素晴らしい仕事をしたと思う」と話した。

2011年にカージナルスをワールドシリーズ優勝に導いて以来の指揮官復帰となったラルーサ監督。当初はその保守的なやり方が、若く勢いのある選手たちとうまく噛み合うのか疑問視されていた。だが、アンダーソンは「試合以外のところで監督と会話をしてきた。彼にとっては何よりも選手が優先で、それをちゃんと伝えてくれた。僕らは大きな家族だ。監督のしてくれたことをこれ以上ないくらいうれしく思う。どの選手も彼とうまくやっていた」とコメント。ラルーサ監督と選手たちとの関係は素晴らしかったと、懸念を一蹴した。(AP)