レッドソックスのカイル・シュワバー外野手(28)が満塁弾を放った。2回に2点を先取し、なお1死満塁で迎えた第2打席。カウント3-0から外寄り高めの93マイル(約150キロ)直球を右翼席にたたき込んだ。打球速度114マイル(183キロ)、飛距離430フィート(約131メートル)、打球角度37度の完璧な1発に本拠地フェンウェイパークのファンは総立ちの大歓声。レ軍は、16日の第2戦でマルティネスとディバースがポストシーズン初となるグランドスラム1試合2発を放っており、このアーチで今シリーズ3本目の満塁本塁打となった。

シュワバーの背番号は「18」。この日、日本で引退試合に臨む西武松坂大輔投手(41)がレッドソックス時代に背負った番号を引き継ぐ男が、松坂の締めくくりの日に、豪快な1発を決めた。