エンゼルスが、データ重視の野球トレーニング施設として名高い「ドライブライン・ベースボール」に所属していたコナー・ヒンクリフ氏(25)をピッチングアナリストとしてフロントに迎え入れることになった。同氏が18日、自身のツイッターで明らかにした。大谷翔平投手(27)ら投手陣のサポート体制が強化されることになる。

ヒンクリフ氏はラサール大学で2年プレーした後、2019年にフィリーズに入団。同年にルーキーリーグで16試合に登板し、1勝1敗、防御率1・82をマークした。だが翌年、コロナ禍でマイナーリーグが中止となったため、リーグが再開するまでの予定でプログラミングやピッチデザインの担当として母校の大学野球部に戻った。だがデータを用いたピッチデザインの分野で頭角を現し、ドライブライン入り。今後はエンゼルスのフロントで、その手腕を発揮することになった。

同氏は今年7月には、ツイッターで「ショウヘイ・オオタニは、1世紀に1人、人生で1度しか出会えないレベルの才能の持ち主」と称賛。投打の二刀流でメジャートップレベルの活躍をする大谷に、打者に専念すべき、などの声が上がっていることに「彼の才能が野球界にもたらすものを称賛し祝わず、なぜ批判するのか」と意見をつづっていた。