ア・リーグ優勝決定シリーズの6試合すべてでヒットを放ち、シリーズMVPに選出されたアストロズの指名打者、ヨーダン・アルバレス(24)は22日、両ひざの手術からこれほど早く回復できるとは予想していなかったと述べ、「貢献できて超ハッピー」と喜びを表した。

アルバレスは2019年にメジャー昇格を果たし、その年のア・リーグ新人王を獲得。昨年は両ひざを手術した影響でポストシーズンの試合を欠場したが、今年はリーグ優勝決定シリーズ6試合でシリーズ記録となる打率5割2分2厘をマークし、本塁打1、二塁打3、三塁打1で6打点を挙げた。

第4戦では最終回に7点を奪った攻撃で1打点、第5戦では2回にレッドソックスのクリス・セール投手から先制ホームランを放ち、6回にタイムリー二塁打で2打点を加えた。

さらにワールドシリーズ進出がかかった第6戦では初回にタイムリー二塁打、6回には三塁打を記録し、その後の打者が併殺に倒れる間に判断良くホームに生還した。

アストロズでは19年にホセ・アルテューベ内野手、17年にジャスティン・バーランダー投手が過去にア・リーグ優勝決定シリーズでMVPを獲得している。(AP)