エンゼルス大谷翔平投手(27)が18日(日本時間19日)、今季のア・リーグ最優秀選手(MVP)に、日本人では初めて満票で選出された。満票MVPはメジャーで史上19人目で、15年のハーパー(当時ナショナルズ)以来6年ぶり。ア・リーグでは14年のエンゼルス・トラウト以来、7年ぶりとなった。

日本人選手のMVPとしては、2001年のイチロー外野手(マリナーズ)以来20年ぶり、2人目の快挙。大谷はMVP受賞後、BBWAA主催で行われた電話インタビューで心境を語った。

-登板前後の出場や投打で同時出場するリアル二刀流など、制限が外れた中でのプレーはどうだった

大谷 難しさもありましたけど、やっぱりやりがいのあることですし、信頼に応えたいなというか、使ってもらっているという期待に応えたいなと思って毎日頑張っていたので、そこはすごいやりがいを持って出来たかなと思います。

-オフの取り組みは去年と同じことやる

大谷 時間はあったので、しっかり休めましたし、もう動き始めてるので、ここからまたキャンプに向けて、また来年勝てるように頑張りたいなと思います。

-二刀流でラストチャンスかもしれないというプレッシャーがあったから活躍できた

大谷 どうなんですかね。ここまで100%(二刀流を)歓迎されているという雰囲気はプロに入ってからもずっとなかったので、常にそういう批判的なことっていうのはありましたけど、自分がここで頑張りたいなと思ってやってきたので。反骨心みたいなのは正直なかったですし、本当に純粋に自分がどこまでうまくなれるのかなっていうのを頑張れたところがよかったのかなと思います。

-満票MVP

大谷 とること自体も初めてなので、それも特別ですし、なおかつ、1位に皆さん入れてくれたというのが本当にすごく、うれしくて、また来年以降、さらに頑張ろうという気持ちにさせてくれたと思います。

-トラウトやチームメートの言葉

大谷 一緒にやることで勉強になったりとか、バッティングに関して勉強させられっぱなしのところがあるので、ほんとうにそこを見てきたから、いろいろ対応できた部分はあると思いますし、ほんとうに一緒のチームで良かったなと思っているので、また来年、一緒に頑張れたら、もっともっと強いチームになるんじゃないかなと思います。

-子どもたちへのメッセージを

大谷 僕はイチローさんとかMVPをとった時に見ていましたし、そういう人たちを見てメジャーリーグに憧れるようになったので、そう思ってくれるようにまずは頑張りたいなと。そういう選手がまた出てきてくれるのも楽しみにしてますし、一緒にできる日が将来くるのも楽しみにしてます。