今月1日にブルージェイズと5年総額1億1000万ドル(約121億円)の契約を結んだケビン・ガウスマン投手が、自身はジャイアンツとの再契約を望んでいたとの本音を明かした。米NBCスポーツが伝えている。

ガウスマンは2020年からジャイアンツでプレーし、今季は先発33試合で14勝6敗、防御率2・81の好成績でオールスターにも選出された。

Zoom会見に臨んだガウスマンは、ジャイアンツを離れることについて「とてもつらかった」と吐露。「あそこでは本当に楽しい時間を過ごした。サンフランシスコの素晴らしいファンと1年しかともに過ごせず残念」と、新型コロナウイルスの関係で無観客を強いられたことに言及し、「彼らは心から野球を愛していたし、今年、彼らがスタンドにいてくれて最高だった。私たちがいい成績を残せたのは彼らの力が大きいと思う。特にホームでいいプレーができたのは、彼らの存在があったからだと思う」とジャイアンツファンへの強い思いを口にした。

そして、「(ジャイアンツに)戻れないのは、それがビジネスというものだし、仕方ないことだと理解している。ただ、自分としては本当に戻りたかった。自分の思うようにならないことはたくさんある」と語っている。