元広島で現在レッドソックスでプレーするライアン・ブレイシア投手(34)が、広島からポスティングシステムでメジャー移籍を目指す鈴木誠也外野手(27)の獲得を球団に猛プッシュした。

鈴木にはレッドソックス、ヤンキース、ブルージェイズのア・リーグ東地区3球団が獲得に熱心だと伝えられている。ブレイシアはそれを受け、ボストンの地元スポーツラジオ局WEEIの6日付電子版で「セイヤ獲得に動いているというニュースを見たとき“まじかよ”と思ったよ。彼はめちゃくちゃいい選手だ。レッドソックスに来てくれるとなれば、まったく無問題だ。本当だよ」と大歓迎。鈴木の印象については「彼は魅力的な選手。メジャーでもいい選手になるよ。広島ではベストの打者だった」と話した。

メジャーの選手にたとえると誰が思い浮かぶかの問いには「正直、ハンター・レンフローが少し思い浮かぶ。セイヤの方がややスピードがあるし、打席での存在感も大きい。体格、パワー、守備はレンフローに似ているね」と話した。レンフローは今季、レッドソックスのレギュラー右翼手として144試合に出場し、打率2割5分9厘、31本塁打、96打点をマーク。2日にブルワーズにトレードされており、右翼が空いたことで鈴木獲得の可能性を指摘する声が出ていた。