専門誌ベースボール・アメリカは9日、2021年の最優秀球団を発表。マイナーからメジャーに至るまで飛躍の1年を過ごしたレイズを選出した。同球団は2008年、19年に続く最多3度目の受賞。MLB公式サイトが伝えた。

レイズは今季レギュラーシーズン100勝を達成。2年連続でア・リーグ東地区優勝を果たし、3年連続でポストシーズン進出を決めた。いずれも球団史上初の記録だった。相次ぐケガに悩まされ61選手、31投手もの起用を強いられたが、それは同時に同球団の層の厚さを示すものだった。

レイズのマイナーチームも躍進を見せた。傘下3Aダーラムは同レベルのチームとしては最高の77勝(43敗)をマークし優勝。2Aモンゴメリーは62勝(55敗)でサウスリーグ南地区2位。その下位カテゴリーのチームもリーグ最高の勝率を記録するなど、次々と成果を挙げた。

レイズのエリック・ニアンダー編成本部長は受賞を受け「われわれが、ワールドシリーズ制覇という最終的な目標に向け正しい道を進んでいるということを、選手、スタッフ、ファンに示すものとなった」と喜びのコメントを残している。