ヤンキースからフリーエージェントとなったアンソニー・リゾ内野手が、今季使用の公式球に違和感を覚えたと語った。米CBSスポーツが伝えている。

リゾは、元カブス外野手のイアン・ハップ氏がホストを務めるポッドキャト番組に出演し「今季使ったボールについては『硬い感じがする』と思うこともあったが、いくつかのボールでは『前のやつに比べて、すごく軟らかいじゃないか』と思った。おかしいよ」と告白。

これを受けてハップ氏も「シーズン中盤から、ホームランがよく出るようになった。どうしたんだ? と思ったよね」とコメントした。

米ニュースサイト「ビジネス・インサイダー」は11月30日、今季の公式球に、飛ぶボールと飛ばないボールの2種類があったという調査結果を発表。ボールのコア部分が軽い材質のものと、重い材質のものがあったと明かした。

米大リーグ機構(MLB)は今季からボールのコア部分を軽い材質に変え、飛ばないボールの使用を開始すると発表していたが、コロナ禍の影響で新球の製造が間に合わず、不足を避けるためにコア部分が重い材質の古いボールも使われていたと説明している。