ナショナルズが2019年にワールドシリーズ(WS)を制覇した際のメンバーで、21年は所属先のなかった先発右腕アニバル・サンチェス投手(37)が、22年シーズンはMLBへの復帰を視野に入れているという。ボストン・グローブ紙が伝えている。

サンチェスはタイガース所属時の2013年に、ア・リーグ1位となる防御率2・57をマーク。その後所属したナショナルズでは19年のレギュラーシーズンに防御率3・85、ポストシーズンに同2・50を記録し、チームのWSタイトル獲得に貢献した。

だが、新型コロナウイルスの感染拡大でレギュラーシーズンが60試合に短縮された翌年は、11試合に先発し防御率6・62と大苦戦。同年オフにフリーエージェントとなり、昨年は所属先がない状態となっていた。

情報筋の話によると、サンチェスは引退か現役続行か、いまだ決断に至っていないものの、近年に比べて球速が上がっている様子で、本人は調子が戻ってきたと感じているとのこと。数週間後にはスカウトの前で投球を行い、その上でMLB復帰にチャレンジするかどうか決めるつもりだという。