投手陣の補強が必要とされているメッツについて、ブルワーズの守護神ジョシュ・ヘイダー投手の獲得はどうかという声が上がっていることを受け、米メディア「SI.com」が考察。検討の余地はありそうだが、ファームの投手陣の脆弱さを考えると難しいとの見解を示した。

これは、レッズ、ナショナルズでGMを務めたジム・ボーデン氏が、米メディア「ジ・アスレチック」に寄稿した内容を受けてのもの。同氏が読者に対し、どのようなトレードのシナリオが考えられるか募ったところ、ジェフ・マクニール内野手、ドミニク・スミス内野手、さらにメッツの若手有望株J・T・ジン投手とのトレードで、ヘイダーを獲得するという案が寄せられた。ボーデン氏はこの案を気に入り、ブルワーズとしては拒否できないオファーだとし、メッツにも変革をもたらすトレードになるだろうと述べた。

「SI.com」は、メッツへの良い影響もあると同調する一方で、ジンの存在も重要だとコメント。22歳のジンは若手投手陣のナンバー2にランクする逸材で、メジャーデビューも近いと見込まれる存在だと説明し、ただでさえマイナーの投手陣が脆弱な状況にあって、同投手をトレードで出すようなことはまず難しいと結論づけた。