アストロズやカージナルスなどで強打の一塁手として活躍したランス・バークマン氏(45)は、昨年5月にヒューストン・バプティスト大学の野球チーム監督に就任。2月18日に指導者として初の公式戦でラトガース大学と戦う。MLB公式ウェブサイトが21日に報じた。

白髪が増えた以外は現役時代と変わらぬ体形を保ち、今でもそのままメジャーの打席に立てそうなバークマン氏は、若者たちに囲まれて過ごす日々について「充実して楽しい。毎日が至福の時間のようだ」と述べたという。

ライス大学でプレーしていた1997年には全米最優秀選手にも選出されたバークマン氏。いつかはディビジョン1の指導者になることを目標にしていたが、地元でその夢をかなえることとなった。

バークマン氏は、「プログラムを一から築いていくことはとても興味深い」とし、施設や選手の勧誘などの課題を一つずつつぶしていって、いずれは全米でも強豪と張り合えるようなチームに成長させたいと、ビジョンを語った。