米スポーツメディア「ブリーチャー・レポート」は6日、メジャー全30球団について、新シーズン開幕までに解決すべき課題などを考察。広島からポスティングシステムでメジャー移籍を目指す鈴木誠也外野手、マリナーズからフリーエージェントとなった菊池雄星投手の名も挙げ、各チームの補強についてコメントした。

同メディアはマリナーズについて「インパクトのある打者のうち、誰を獲得できるのか」との小見出しをつけ、攻撃面の強化が必要とした。「ジ・アスレチック」が同球団にはまだ人件費に余裕があると伝えたことを受け「クリス・ブライアント、ニック・カステヤノス、鈴木誠也、トレバー・ストーリーの獲得を考えることができる」とし、「少なくともこのうち1人はチームに加えるはずだ」と述べた。

フィリーズに関しては、中堅手と左翼手の補強が必要なことは明らかだとし、三塁手と遊撃手についてもアップグレードを行うかもしれないとコメント。ブライアントが最も需要にマッチする選手としつつ、「カステヤノス、鈴木、ストーリー、あるいはカルロス・コレアも視野に入る」とした。右打者獲得を掲げているレッドソックスについては、コレア、ストーリー、ブライアント、カステヤノスが候補とし、鈴木を狙っているという情報もあると付け加えた。

メッツに関しては、マックス・シャーザー投手やスターリング・マルテ外野手らを獲得しており、すでに補強は十分との見方もあるが、ローテーションに最低でもあと一枚は加える必要があると指摘。「ロックアウト前、メッツはオールスター選出の菊池に関心があると伝えられていたが、彼ならうまく機能しそうだ」と述べた。