エンゼルスのタイラー・スカッグス投手が2019年に急死したことで元球団広報に薬物提供の疑いがかけられている裁判で、元同僚のマット・ハービー投手(32=オリオールズFA)が証人として15日に出廷すると複数の米メディアが伝えた。

スカッグス投手は19年7月1日に遠征先のテキサス州のホテルで急死。捜査の結果、オピオイド系鎮痛薬のオキシコドンとアルコールを摂取して就寝し、嘔吐(おうと)物を喉に詰まらせて死亡したことが分かっている。

テキサス州フォートワースの裁判所では8日から、スカッグス投手に薬物を提供した疑いがかけられている元球団広報エリク・ケイ氏の裁判を開始。ケイ氏の弁護人は14日、同投手が19年にハービーに「リラックスできるものをくれ」と携帯メールを送っていると証言したという。

オキシコドンは医師の処方なく提供することが禁じられた薬物で、ケイ氏が有罪となれば20年以上の刑になる可能性があるという。