米紙コロラドスプリング・ガゼット電子版は17日(日本時間18日)、エンゼルス大谷翔平投手(27)の本拠地初登板をエンゼルスタジアムで見守った二刀流大学生、ポール・スキーンズ投手(19)のインタビュー記事を掲載した。

スキーンズは現在コロラド州にあるエアフォース・アカデミー(空軍士官学校)に在籍。大学野球ディビジョン1に所属する同アカデミーの野球チームでプレーしている。昨季はDH28試合、捕手18試合、一塁手2試合で先発し、試合終盤にはクローザーとして登板。投手では1勝1敗11セーブ、防御率2・70をマークし、打席では打率4割1分、11本塁打、43打点だった。専門誌ベースボール・アメリカの23年ドラフト候補ランキングでは大学選手2位に入っている。今季は先発に回る予定だ。

アナハイム近郊出身のスキーンズは、大谷の本拠地初登板となった18年4月8日のアスレチックス戦を現地で観戦。当時15歳だった。大谷はその試合で、7回1安打無失点、12奪三振でメジャー2勝目をマーク。「見ていてとても楽しい。ショウヘイが成し遂げてくれたことにとても感謝している。彼がメジャーレベルで(二刀流を)成功させたことで、マイナーや大学のような下のレベルでも柔軟な考えが生まれた」と、大谷が野球界にもたらした意識の変化に言及。「大学レベルで投手と打者をするには、自己管理と事前の準備がとても大切だと学んだ。でも、プロのレベルでやるのは想像がつかない」と、プロ入り後の二刀流継続については明言しなかった。それでも「ファースト、DH、キャッチャー、投手。先がどうなるかはわからない。何をするにせよ、野球を続けていきたいね」と話した。