新労使協定も締結され、いよいよMLBの開幕が近づいてきた。ニッカンスポーツコムでは「カムカムMLB」と題して、今季のメジャーリーグの見どころを紹介する。第6回はカブスに移籍する鈴木誠也外野手(27)のメジャー1年目の成績を予想する。
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日本人外野手のメジャー挑戦はイチロー、新庄剛志、田口壮、松井秀喜、福留孝介、青木宣親、筒香嘉智、秋山翔吾に次いで9人目となる。チームの中心として成績を残した選手も少なくない。
過去8人の日本最終年成績(上段)と、メジャー移籍1年目(下段)の成績を比較してみる。
◆イチロー
(27歳)打率3割8分7厘、12本塁打、71打点、21盗塁
(28歳)打率3割5分、8本塁打、69打点、56盗塁
◆新庄剛志
(28歳)打率2割7分8厘、28本塁打、85打点、15盗塁
(29歳)打率2割6分8厘、10本塁打、56打点、4盗塁
◆田口壮
(32歳)打率2割8分、8本塁打、42打点、6盗塁
(33歳)打率4割、0本塁打、2打点、1盗塁
◆松井秀喜
(28歳)打率3割3分4厘、50本塁打、107打点、3盗塁
(29歳)打率2割8分7厘、16本塁打、106打点、3盗塁
◆福留孝介
(30歳)打率2割9分4厘、13本塁打、48打点、5盗塁
(31歳)打率2割5分7厘、10本塁打、58打点、12盗塁
◆青木宣親
(29歳)打率2割9分2厘、4本塁打、44打点、8盗塁
(30歳)打率2割8分8厘、10本塁打、50打点、30盗塁
◆筒香嘉智
(28歳)打率2割7分2厘、29本塁打、79打点、0盗塁
(29歳)打率1割9分7厘、8本塁打、24打点、0盗塁
◆秋山翔吾
(31歳)打率3割3厘、20本塁打、62打点、12盗塁
(32歳)打率2割4分5厘、0本塁打、9打点、7盗塁
打率は、日本時代とほぼ変わらない選手が2人(新庄と青木)で、大幅ダウンとなった選手が5人。田口は大幅アップだが、打数が少なく(15打数6安打)、あまり参考にならないかもしれない。
本塁打は、2・5倍増となった選手が1人(青木=4本→10本)で、ほぼ同水準が2人(イチロー=12本→8本、福留=13本→10本)で、残り5人は大幅減だった。
打点はイチロー(71→69)と松井(107→106)と青木(44→50)の3人がほぼ横ばい。4人が大幅減だった。
盗塁はイチロー(21→56)と青木(8→30)と福留(5→12)の3人が大幅増だった。他5人は、ほぼ同数だった。
鈴木は昨季、打率3割1分7厘、38本塁打、88打点、9盗塁だった。
打率は、ほとんどの選手が3~4分程度のダウンを余儀なくされており、2割8分2厘程度を予想する。
本塁打は大幅減の選手が多い。だが、鈴木は昨年からパワーアップが著しく、昨季は長打率が6割3分9厘。セ・パ12球団で唯一、6割を超えた(規定打席以上)。昨年、メジャーで46本塁打を放った大谷(エンゼルス)でさえも、日本時代に6割を超えたことはなかった。年齢的にもピークを迎えるところで、同学年である昨年の大谷同様の活躍が期待できそう。25本塁打と予想する。ちなみに大谷のメジャー1年目は22本塁打だった。
打点は、打順や前後の選手に左右されるが、80打点程度を予想する。
盗塁は過去の日本人の傾向からすると、増えることが予想される。15盗塁程度はマークできるのではないだろうか。
米サイト「ファングラフス」でも鈴木の成績を予想している。2月15日時点では、打率2割8分7厘、23本塁打、85打点、12盗塁と予想していた。



