禁止薬物の運動能力向上剤「クロミフェン」に陽性反応を示したとして、米大リーグ機構(MLB)が、ブルワーズのペドロ・セベリーノ捕手(28)を80試合の出場停止処分としたことが分かった。

同捕手は処分を受け入れるとの声明を発表している。CBSスポーツが伝えた。

セベリーノは今オフにオマー・ナルバエス捕手の控えとしてブルワーズに加入したばかり。だが、開幕を前に長期出場停止となったことから、編成本部長のデービッド・スターンズ氏は、トレードやフリーエージェント市場で代役を獲得する可能性を示唆している。

セベリーノは選手会を通じて声明を発表。そのなかで、昨季終了後に母国ドミニカ共和国に戻った際に、不妊治療に関する薬を医師から処方されたと明かした。そのなかにクロミフェンが含まれていたことを知らなかったという。

同捕手はそれでも、「このミスについては自分に責任があり、申し立てを行うつもりはない」とコメント。「球団やスタッフ、仲間やファンの皆さんを失望させたことを謝罪したい。7月に戻った際に受け入れてもらえ、素晴らしい後半戦にできるよう願っている」と述べた。