ガシャ~ン!からのガツン! エンゼルス大谷翔平投手(27)が、3回1死一塁からの右翼線二塁打で自己最速の打球速度をマークした直前、客席でハプニングが起きていた。

右腕ウルキーディに対し、大谷はフルカウントからの5球目の直球をファウルとした。打球はバックネットを越え、観客席へ。ファウルフライのボールが落下したと同時に「ガシャ~ン!」と何かが割れる音がした。

ボールはネット裏のダイヤモンド席で観戦していたウィル・ミリガンさん(39)のテーブルへ。妻と3人の幼い子供もいたが、ミリガンさんは「サラダボウルのお皿があったんだ。割れちゃったけど、みんなケガもないし、大丈夫」と笑顔を見せた。

ボールは2歳の息子ルイ君にプレゼント。「彼にとって最初の野球ボールになったよ」とうれしそうだった。

その直後、大谷は右翼線へ超速ライナーを「ガツン!」。開幕から15打席目で今季初の長打を放った。

ファウルボールだが、お宝をゲットしたミリガンさんはエンゼルスの本拠地アナハイムから近いビーチ沿いの住宅街に住んでおり、マリナーズなどで活躍した岩隈久志氏(40)が隣人だと明かした。