カブス鈴木誠也外野手(27)が「5番右翼」でスタメン出場し、メジャー3試合、10打席目で初本塁打を放った。

ブルワーズの先発は、昨季、オールスターに選出された期待の若手右腕フレディ・ペラルタ投手(25)。

1回2死一、二塁で迎えた第1打席、カウント3-1から甘く入った時速81マイル(約130キロ)のスライダーを完璧に捉え、左中間中段へ飛距離126メートルの先制3ランを運んだ。

3回の第2打席は、フルカウントから四球を選んで出塁。6回の第3打席は、遊ゴロに倒れた。8回の第4打席は見逃し三振で、この日は3打数1安打3打点1三振だった。

試合後は、初アーチの場面を「感触は良かったですね。カウントが整っていたので、ある程度の球が来たら振りたいなというのがあったので、その通り、しっかり振れてよかった」と振り返った。一方で逆転負けしたこともあり、「(チームが)負けたんで、あまりうれしさはないです」と話した。

開幕以来、3試合連続安打でチームトップの計6打点。それでも「自分の成績はどうでもいい」と言い切り、「状態がそんなにいいわけではない」と自己分析。敵地ピッツバーグ、コロラドへの初遠征を前に、「初めて飛行機での移動にもなるんで、これからいろんなことを経験するんじゃないかと思ってます」と、淡々と話していた。

◆球団4人目 鈴木がデビュー3試合で6打点。カブスでメジャーデビューから3試合で6打点以上を記録したのは1901年ラリー・ホフマン(6)2010年スターリン・カストロ(6)14年ホルヘ・ソレア(6)に続き4人目。