エンゼルス大谷翔平投手(27)が偉大な先駆者の記念日で初アーチを記録した。「1番DH」で出場し、1回の第1打席で22年シーズン1号を通算5本目の先頭打者弾で飾った。メジャー5年目で、4月15日恒例の「ジャッキー・ロビンソン・デー」では、自身初の本塁打となった。

この日は、黒人選手で初のメジャーリーガーとなった故ジャッキー・ロビンソン氏(元ドジャース)の功績をたたえる記念日。30球団の全選手が1日限りで、背番号「42」のユニホームでプレーした。

大谷が「ジャッキー・ロビンソン・デー」に出場するのは、2019年以来3年ぶり2度目。ビジターでのツインズ戦で6打数1安打、7回に中前打を放っている。1年目の2018年、コロナ禍で開幕が遅れた2020年、そして昨季は試合がなかった。

元内野手のロビンソン氏は1947年4月15日、まだ差別が色濃く残る時代に大リーグでデビューした。いきなり新人王を獲得し、1949年にはMVPに輝いた。メジャーで実働10年と短かったが、引退から6年後に殿堂入り。同氏の背番号42は現在、全30球団共通の永久欠番になっている。今年は同氏のデビューから75周年にあたる。