エンゼルス大谷翔平投手(27)が、2戦連発の3号本塁打を放った。「1番DH」で出場し、8回の第5打席で右中間へ2ランを放った。ベンチに戻ると前日同様、カウボーイハットをかぶせてもらい祝福された。

2試合連続本塁打は昨年7月28日のロッキーズ戦以来262日ぶり。開幕から続いていたスロースタートから一転、ホームラン量産態勢に入った。

この日は第1打席が三振。3回無死一、三塁の第2打席では二ゴロを放ち先制点となる打点を挙げた。第3打席は一ゴロ失策。第4打席は三塁内野安打で出塁し三盗を決めた。

前日は1回に先発右腕ブッシュから初球の内角高め直球を右翼スタンドに運ぶ今季1号の先頭弾。開幕から31打席目での待望の1発だった。さらに5回の第3打席では、3点を追う1死一塁で3番手左腕アラードのカットボールを捉え、右翼へ飛距離415フィート(約126メートル)の特大2ランを放った。1試合2発は昨年7月2日のオリオールズ戦以来、メジャー7度目。日本人選手ではイチロー(マリナーズ)に並び最多となった。

今季は開幕から投打で苦戦し、14日までの7試合では29打数5安打の打率1割7分2厘、投手としては2試合に登板し0勝2敗、防御率7・56。だが2試合計3発の打棒爆発で、波に乗ってきた。