エンゼルス大谷翔平投手(27)が、「1番投手兼DH」で出場し、6回1安打無失点、12奪三振で今季初勝利を挙げた。初回から奪三振ショーで、毎回の12三振は1年目の18年4月8日(アスレチックス戦)に並んでメジャー自己最多タイ。ここまで未勝利だったアストロズに対して、圧倒的な投球で初勝利を飾った。

打者では打者一巡した1回の2打席目で2死満塁から左翼フェンス直撃の2点適時二塁打を放つなど自らを援護。6回にはセーフティーバントも決め、4打数2安打2打点と躍動した。

大谷の試合後の主な一問一答は以下の通り。

-満塁弾を浴びた前回のピッチングをふまえ、今回は特別なモチベーションがあったか

「特別はないですけど、同地区なので、レンジャーズもそうですけど、1人1人、1回、1回、抑えたいなと思ってました」

-完璧な投球だった

「前回が悪かったので、そういう意味でも今後投げていく上で自分の中でも大きいかなと」

-登板するまでに2回も打席に立った。疲れは

「あんまり、考えないようにしてます。何回、打席が回ってきても。たとえ、塁からそのままマウンドへいっても。それで打たれたとしてもそのせいにはしないですし、特に何も考えないようにしてます」

-今日はベストの投球だったか

「人生イチではないですね」

-メジャーでは一番

「かもしれないですね」

-スライダーの手応えは今どれほどあるか

「スライダーもそうですし、カーブ、スプリット、まっすぐもそうですけど、効果的に使えたかなと思う。単体で考えるのではなくて、自分の打席でもそうですけど、バランスとか、全体の球種のカウントによってのパーセンテージだったりを特に強いチームになればなるほど、ケアしてきたりするので、より頭で考えながら、なおかついいボールがいったら、それはそれで良い結果につながるので、そういう細かいところも大事かなと思います」

-アストロズのベイカー監督が「リラックスしているときは、危険な投手だ」と。リラックスしていたか

「リラックスはしてなかったですかね。結構、集中してましたし、本当に長い回を投げるかというよりは、明日はオフなので、しっかり1イニング、1イニング、中継ぎにつなぐ気持ちでいきました」

-ロッテの佐々木朗希投手について、率直にどんな印象を持っているか

「もちろん、素晴らしいなとは思いますし、実際に見てないので、ちょっとあれですけど、2試合連続で、何イニング、ゼロで抑えるだけで難しいですけど、ヒットを打たれないっていうのは、それだけ素晴らしいボールを投げてるってことだと思う。これからも頑張って欲しいですし、応援しようと思います」

-刺激を受けたりは

「(映像を)見てないのでちょっとあれですけどね。素晴らしい投手ですし、(チームの)みんな知ってたりするので、アメリカのニュースで流れたりしますしね。それはもっともっと頑張ってもらいたいなというか、自分も励みにしたいなと思ってます」

-カブスの鈴木誠也に関するニュースはアメリカでも多いが、その刺激は

「そうですね、なんか週間MVPかな。分からないけど、選ばれたのか、分からないですけど(笑い)。ちょこっと聞いただけなので、リーグも違いますし、分からないですけど、いいスタートが切れたっていうのは本人的にも気が楽なのかなと思います。かたやこちらはあまりいいスタートではないと思うので、お互い、最後いいシーズンだったと思えるように頑張りたいなと思います」