ヤンキースがサヨナラ勝利した瞬間に外野スタンドのファンがグラウンドにゴミを投げ入れ、選手とファンがやり合う騒動が起こった。

ヤンキースが3-4と1点を追う9回裏。2死二塁からカイナーファレファが同点打、続く代打トーレスがサヨナラ右前打を放ち逆転勝利した。選手たちがフィールドで歓喜の輪を作ろうとしたその瞬間、右翼側の「ブリーチャー」と呼ばれる外野スタンドから、ビール瓶や空き缶、ゴミがガーディアンズの右翼手オスカー・メルカド(27)らのいる方へ次々と投げ入れられた。激怒した中堅手マイルズ・ストロー(27)がフェンスによじ登り、ゴミを投げ入れたファンと口論する場面もあった。歓喜の輪にいたヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(29)やジアンカルロ・スタントン外野手(32)が騒ぎを収めようと外野のフィールドに戻ったほどだった。

ストローは「野蛮だ。(ヤンキースファンは)地球上で最悪だ」と憤慨。ヤンキースのブーン監督は「フィールドに物を投げ入れることは、あってはならない。ファンの熱量は好きだが、物を投げてはだめだ」と困惑した。