エンゼルス大谷翔平投手(27)が、今季2度目の1試合2発で節目のメジャー通算100本塁打に王手をかけた。まず6回に左中間席へ本拠地では今シーズン初アーチとなる5号ソロ。トラウトとの今季初めてのアベック弾を2者連続アーチで飾った。そして7回に、メジャー99本目となる6号をキャリア初の満塁弾で決めた。4打数3安打5打点の活躍でチームは2連勝。貯金を今季最多の9とした。

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▼大谷が日米を通じて初の満塁本塁打。日本人大リーガーの満塁本塁打は8人目で、14年青木(ロイヤルズ)以来8年ぶり19本目。大谷の27歳10カ月は03年松井秀(ヤンキース)の28歳9カ月を抜く最年少となった。大谷の満塁チャンスは日本で25打数4安打(打率1割6分)、16打点。大リーグ移籍後は試合前まで34打数8安打(同2割3分5厘)、30打点だった。

▼大谷の1試合2発は4月15日レンジャーズ戦以来通算8度目となり、イチローの7度を抜き日本選手最多。

▼大リーグ通算99本塁打となり、松井秀(175本)イチロー(117本)に次ぐ日本人3人目の100号に王手。ここまで通算454試合(投手専念出場を含む)で、日本人の100号到達ペースでは松井秀の最速636試合を大きく上回りそうだ。

▼トラウトとのアベック弾は昨年4月21日以来15度目。両者の2者連続弾は19年6月8日にマリナーズ菊池から記録(1番ラステラから3者連続)して以来、通算4度目。

▼大谷の1試合5打点は日本ハム時代の16年3月29日オリックス戦、大リーグ移籍後は19年9月7日ホワイトソックス戦に並び、プロ3度目の自己最多。