エンゼルスの本拠地エンゼルスタジアムを巡る不正疑惑で、アナハイムのハリー・シドゥー市長が23日、辞任したとロサンゼルス・タイムズ電子版が伝えた。

エンゼルスは2050年まで現在の場所に本拠地を置くことでアナハイム市と合意し、球団オーナーが駐車場になっている球場周辺の土地を市から購入し店舗や住宅などの建設を行って再開発することも併せて合意していた。だが、シドゥー市長が球団との土地売却交渉の際、機密事項を球団に提供し、その見返りとして球団から巨額の選挙資金を得ようとしていたという疑惑が浮上。FBIがシドゥー市長を捜査していると、同紙が伝えた。

シドゥー市長は弁護士を通じ「球団売却交渉は正当なものであり、政治活動に関する要求をしたことはない」と疑惑を否定したが、この日に辞任した。