パイレーツ筒香がロッキーズ戦に「5番一塁」でスタメン出場し、決勝適時打を含む4打数1安打1打点と、4試合連続打点をマークした。

1-1の8回2死三塁。初球の89マイル(約143キロ)のスライダーを強振したはずが、ワンバウンドで投手の頭上を越えるボテボテのゴロとなった。「縦のスライダーで、最後の最後までストレートに見えた。たまたま、あそこに飛んでくれて良かった。ああなったら走るしかない」。ランニングスローを試みた二塁手との競走となったが、エンゼルス大谷ばりの快足(?)を飛ばして一塁を駆け抜け、勝ち越し点をもぎ取った。

開幕以来、強い打球が野手の正面を突く不運が重なったものの、この日は詰まった当たりの決勝打。「打点はチームの勝ちに直結するので、僕の中でもこだわりがある」と、勝利へ貢献したことに納得していた。