ブルージェイズ先発の菊池雄星投手(30)は、5回87球を投げて9安打4奪三振2失点で降板し、今季3勝目はならなかった。

エンゼルス大谷翔平投手(27)との今季初の「花巻東対決」は3打数無安打に抑えたが、1点リードの5回に2点を失い、逆転を許した。チームはシーソーゲームを制し、菊池に勝敗は付かなかった。防御率は3・48。

大谷とは1回1死から今季初対戦。初球は88・1マイル(約142キロ)のスライダーがファウル。2球目はスライダーでストライク、3球目は直球が外れて、カウント1ボール2ストライク。4球目の90マイル(約145キロ)の外角スライダーを一、二塁間に引っかけさせ、打ち取った(記録は遊ゴロ)。

第2打席は、3回無死から。初球は96マイル(約154キロ)の直球でストライク。2球目は89・1マイル(約143)キロのスライダーがファウルになって追い込む。直球がファウル、スライダーがボールで1ボール2ストライク。5球目は外角低めへの90・9マイル(約146キロ)のスライダーで空振り三振に切った。

第3打席は5回無死。3打席連続で2球で2ストライクと追い込むと、3球目は95・7マイル(約154キロ)の高め直球で中堅フェンス際へのフライに打ち取った。

大谷を抑えた直後の5回に2点を失い、1-2と逆転を許した。

2人の直接対戦はメジャー6度目。通算成績を15打数4安打、打率2割6分7厘、2本塁打とした。

 

◆これまでの菊池と大谷のメジャー対戦

19年6月8日 3打数2安打(二安、一ゴロ、本塁打)

19年7月14日 1打数0安打(四球、三振)

19年7月21日 3打数1安打(三振、二ゴロ、左二塁打)

21年6月5日 2打数1安打(本塁打、三振)

21年7月17日 3打数無安打(遊飛、三振、三振)